ライフチェンジ

エアコンから水漏れする原因と止め方|漏れる場所別の見分け方と費用の目安

執筆: 徳永 弘之監修: 徳永 弘之(合同会社ライフチェンジ 代表)公開: 2026/06/28更新: 2026/08/2115分で読めます対応エリア: 松戸
この記事の目次(21項目)

エアコンから落ちてくる水のほとんどは、故障ではなく冷房中にできた結露水です。この水は本来ドレンホースを通って屋外へ出ていくので、水漏れの多くは「排水の通り道のどこかがふさがっている」ことで起こります。まず屋外に出ているドレンホースの先端を見るだけで、原因の見当がつきます。

今すぐ水を止めたい方へ … 運転の止め方・被害を広げない手順は エアコンから水漏れ 今すぐの応急処置 にまとめています。

千葉県松戸市でエアコン工事を行っているライフチェンジが、室内機から水漏れする原因を、漏れている場所から逆引きできる形でまとめました。

まずやること:運転を止めて電源を切る

水漏れに気づいたら、まずエアコンの運転を止め、コンセントを抜くか分電盤のブレーカーを切ってください。電気製品から水が出ている状態を放っておくのは安全面でもよくありません。

  • 床や壁の水分はタオルで拭き取り、家具や家電を移動させる
  • バケツや雑巾を下に置いて、これ以上濡れないようにする
  • 濡れたコンセント周りには触れない。乾くまで使用を控える

被害の拡大を止めたら、落ち着いて原因を確認していきましょう。

漏れている場所から原因を逆引きする

「どこから水が出ているか」で、疑うべき原因はかなり絞れます。エアコンは冷房運転中に室内機の内部で結露水が出るため、その水がどこであふれたかが、そのまま原因の手がかりになります。

漏れ方・漏れている場所まず疑う原因ご自身で確認できるか
室内機の下、配管が出ている側(多くは右下)ドレンホースの詰まり・先端のふさがりできる(屋外のホース先端を見る)
室内機の下、配管と反対側室内機の傾き、受け皿側からのあふれ見た目の水平確認まで
吹き出し口から風と一緒に水しぶき熱交換器の凍結(冷媒不足・フィルター詰まり・風量不足)フィルターの確認まで
配管・化粧カバーの継ぎ目から水滴配管の断熱材の劣化・巻き不足による結露難しい(配管を触る工事)
冷房を強くしたときだけポタポタ落ちる結露量が排水の流れを上回っているできる(設定温度を上げて様子を見る)
取り付け・移設の直後から漏れる取付時のドレン勾配・水平の不良まず施工した業者へ連絡
室外機の下が濡れている多くの場合は正常(下記で解説)様子見でよいことが多い

左右どちら側から出ているかは、機種や設置の向きによって変わります。配管が出ている側から漏れているならドレン系、反対側から漏れているなら本体の傾きや受け皿側、という見方をすると外しにくくなります。

室外機の下が濡れているのは、故障ではないことがほとんどです

「室外機 水漏れ」で調べて不安になる方が多いのですが、室外機の下が濡れているのは正常な状態であることがほとんどです。

  • 冷房中:室内機で出た結露水がドレンホースを通って屋外へ出るため、室外機の近くが濡れます
  • 暖房中:室外機側に霜が付き、それを溶かす霜取り運転をするため、まとまった量の水が出ます

問題になるのは室内側が濡れているときです。室外機まわりだけが濡れているなら、まずは排水がきちんと屋外まで届いているサインとして見ていただいて構いません。なお、ドレンホースからポコポコと音がする場合は別の話になるので、室外機からポコポコ音がする原因と対処法をご覧ください。

水漏れの原因は大きく5つ

当社が水漏れのご相談で伺うとき、実際に切り分けているのは次の5つです。

1. ドレンホースの詰まり(いちばん多い)

ホースの中にホコリ・カビ・スライム状の汚れがたまり、水が流れなくなる状態です。屋外のホース先端から水が出ていないのに室内側から漏れているなら、まずこれを疑います。市川市ではパナソニックのエアコンで、詰まりを除去して排水を回復させた対応を行っています(市川市 室内機水漏れの詰まり除去作業)。

2. ホース先端のふさがり・排水先の不良

先端が土や落ち葉で埋まっている、虫の巣が入っている、あるいは先端が水たまりに浸かっているケースです。ホース自体は正常でも、出口がふさがれば水は逆流します。江戸川区では、ベランダ側の排水が流れない状態を直した対応があります(江戸川区 ベランダ側ドレン排水不良の修理)。

3. 勾配不良・つぶれ(逆勾配)

ドレンホースは室内機から屋外まで下り勾配で配置されている必要があります。途中で持ち上がっている、家具や植木鉢で潰れている、たわんで水がたまっている、といった状態だと水が流れません。「先端は詰まっていないのに水が出ない」ときは、この勾配を疑います。 柏市では日立のエアコンでドレンの勾配を調整し、室内側に水が戻らないことを確認しています(柏市 ドレン逆勾配による水漏れ改善工事)。

4. ドレンホースの劣化・破損

屋外に出ている部分は紫外線で少しずつ硬くなり、年数が経つと割れることがあります。流山市では三菱のエアコンでドレンホースを交換しています(流山市 ドレンホース劣化による水漏れ修理)。

5. 室内機側の汚れ・取付不良

フィルターや熱交換器、受け皿にホコリとカビがたまると、結露水が正常に流れず受け皿からあふれます。また設置直後から漏れる場合は、本体が水平に付いていない可能性があります。松戸市ではダイキンのエアコンで、ドレン経路・勾配・詰まりを一通り確認して排水しやすい状態へ整えた対応を行っています(松戸市 エアコン室内機からの水漏れ修理)。

詰まりを取っても直らないときに疑うこと

ここからは、他ではあまり書かれていない話です。

吸引ポンプで詰まりを取ったのに改善しない。一度止まったのに、また漏れてきた。 この状態のとき、原因は「ホースの中がふさがっている」ではありません。ホースそのものが壊れている可能性を考えます。

松戸市で対応した現場では、まずドレン用の吸引ポンプで詰まりの除去を試みましたが、詰まりの原因になるような汚れがほとんど出てきませんでした。そこで室内機のカバーを外し、室内機側から水を流してどこで漏れるかを追ったところ、壁の中を通っているドレンホースがネズミにかじられて破損していました。ホースに穴が開いて途中で水がこぼれていたため、いくら吸っても状況が変わらなかった、というのが答えでした。破損部を交換し、再びかじられにくいように保護用のスリーブを通して収めています。詳しい経過は松戸市 エアコンの水漏れ修理|ドレンホースがネズミにかじられていた事例にまとめました。

ネズミにかじられて被覆が裂け、中のホースがむき出しになったドレンホース。ホースの中が詰まっているのではなく、外側が破れて水がこぼれていた。
ネズミにかじられて被覆が裂け、中のホースがむき出しになったドレンホース。ホースの中が詰まっているのではなく、外側が破れて水がこぼれていた。施工事例: 松戸市のエアコン水漏れ修理

この原因が厄介なのは、壁の中は目で見えないことです。屋外のホース先端を見ても、室内機を見ても、破損している場所は確認できません。ご自身での確認が難しいのはこのためで、詰まりを疑って処置しても改善しなかったときに、初めて候補に挙がります。

ここからは、実際の交換作業を撮った順にご覧いただきます。

まず、交換に使う断熱材の付いたドレンホースと、室内機側につなぐカフスという接続部材を用意し、塩ビのりで接ぎます。

ここが、あとから漏れるかどうかの分かれ目です。のりを差し込み口の表面だけに塗って済ませると、断熱材のクッション部分から水がしみ出す原因になります。 切った断面にも塗り、差し込む側と受ける側の両方に塗ってから、2〜3分ほどつないだまま押さえて固定し、その上からテープを巻きます。

交換に使う新しい断熱ドレンホースと、室内機側につなぐカフス(接続部材)
交換に使う新しい断熱ドレンホースと、室内機側につなぐカフス(接続部材)
カフスを塩ビのりで接ぎ、その上からビニールテープを巻いて留めたところ。のりは差し込み口の表面だけでなく、切った断面と断熱材のクッション部分にも塗り、2〜3分ほどつないだまま押さえて固定する。表面だけに塗ると、断熱材のクッション部分から水がしみ出す原因になる。
カフスを塩ビのりで接ぎ、その上からビニールテープを巻いて留めたところ。のりは差し込み口の表面だけでなく、切った断面と断熱材のクッション部分にも塗り、2〜3分ほどつないだまま押さえて固定する。表面だけに塗ると、断熱材のクッション部分から水がしみ出す原因になる。

続いて、既存のドレンホースを外します。 室内機の本体を浮かせて、壁との狭いすき間に手を入れてドライバーで外す作業です。室内機は冷媒配管でつながったままなので、無理に動かすとガス漏れにつながります。ご自身で外そうとしてはいけないのは、このためです。

既存のドレンホースを取り外しているところ。室内機の本体を浮かせて手を差し入れ、ドライバーで外す。壁際の狭いすき間での作業になる。
既存のドレンホースを取り外しているところ。室内機の本体を浮かせて手を差し入れ、ドライバーで外す。壁際の狭いすき間での作業になる。
取り外した既存のドレンホース。
取り外した既存のドレンホース。

再発を抑えるため、新しいホースはスリーブ(ホースを包んで守る筒)に収めます。むき出しのままだと、同じようにかじられる可能性が残るためです。

壁の中に入れるスリーブ。ホースを筒で包んで、今回と同じようにネズミにかじられることを防ぐ。
壁の中に入れるスリーブ。ホースを筒で包んで、今回と同じようにネズミにかじられることを防ぐ。

最後に、屋外側のジョイントも同じように塩ビのりで接ぎ、壁とホースのすき間をパテで塞いで化粧テープを巻き直します。ここが開いたままだと、雨や虫、そして動物の入り口が残ってしまいます。

屋外側の仕上げ。ホースの反対側(ソフトドレンと断熱ドレンのジョイント)も同じく塩ビのりで接ぐ。片側だけきちんとやっても、もう片方が甘ければそこから漏れる。壁とのすき間はパテで塞いで化粧テープを巻き直した。ここが開いたままだと雨や虫の入り口になる。
屋外側の仕上げ。ホースの反対側(ソフトドレンと断熱ドレンのジョイント)も同じく塩ビのりで接ぐ。片側だけきちんとやっても、もう片方が甘ければそこから漏れる。壁とのすき間はパテで塞いで化粧テープを巻き直した。ここが開いたままだと雨や虫の入り口になる。

なお、ネズミにかじられるのはドレンホースだけではありません。電線をかじられていた現場もありました。 電線の損傷は感電や発熱につながるおそれがあるため、天井裏で物音がするといった心当たりがある場合は、ご自身で天井裏や壁の中を触ろうとせず、点検のときにその旨をお伝えください。原因の切り分けが早くなります。

自分で直せる範囲と、業者に頼む目安

ご自身で安全にできるのは、次のあたりまでです。

  1. 屋外に出ているドレンホースの先端を探し、ゴミや虫、泥でふさがれていないか見る
  2. ホースが折れ曲がったり、潰れたり、地面より高く持ち上がっていないか確認する
  3. 室内機のフィルターを外して、ホコリがたまっていないか見る(取扱説明書の手順に従って)
  4. 先端の軽いゴミは取り除き、ホースの曲がりは自然な下り勾配に直す

やってはいけないことも、あわせて覚えておいてください。

  • 掃除機でドレンホースの水ごと吸う … 内部の受け皿を傷めたり、掃除機を壊したりします
  • 熱湯や洗剤をホースに流し込む … ホースやパッキンが傷みます
  • 室内機を自分で外して付け直す … 冷媒配管を傷めるとガス漏れにつながります
  • 濡れたまま運転を続ける … 壁や床の被害が広がり、電気系統にも良くありません

次に当てはまるときは、無理をせず業者にご相談ください。

  • 上の4項目を確認しても水漏れが止まらない
  • 吹き出し口から風と一緒に水しぶきが出る
  • 詰まりを取ったのに改善しない、止まってはまた漏れる(前章のケース)
  • 高所で確認しづらい、天井埋込型・業務用タイプ
  • カビ臭・焦げ臭を伴う

ご自身で確認する手順をもう少し詳しく知りたい方は自分でできる5チェックと業者に頼むタイミング、ドレン詰まりの対処手順そのものはエアコンから水が垂れる|ドレン詰まり自分で対処する手順にまとめています。

費用の目安

水漏れの費用は「詰まりを取れば終わるのか」「部材の交換が要るのか」「洗浄や取付やり直しまで必要か」で変わります。参考として、松戸市でドレンホースを交換したときの内訳を載せます。

内訳金額(税別)
訪問費2,000円
点検費5,000円
ドレンホース交換作業8,000円
合計15,000円(税込16,500円)

これはその現場での実費であり、あくまで目安です。作業内容や設置状況によって変わります。実際の工事は、写真を確認したうえで正式にご案内します。 水漏れ全般の費用の考え方はエアコンから水漏れ 今すぐの応急処置の費用表、取付・交換の料金は料金表をご覧ください。

修理か、それ以外かの目安は次のとおりです。

  • フィルターを掃除しても風が弱い、カビ臭い → 内部の汚れが進んでいる可能性。エアコンクリーニングで受け皿やファンの汚れを落とすと改善することがあります
  • 設置して間もないのに水漏れする → 取付時の傾きやホースの勾配不良が疑われ、再取付・調整が必要です
  • 何度も水漏れをくり返す、設置から10年前後たっている → 部品の劣化も考えられるためエアコン交換も選択肢になります

放置すると何が起きるか

水漏れは、止まらないまま使い続けると被害が広がります。

  • 壁紙・石膏ボードのシミと腐食、フローリングの膨張やカビ
  • 集合住宅では階下への漏水。損害賠償につながることがあります
  • 室内機の電気系統への浸水

濡れてしまった壁や床の修繕は、加入している火災保険の「水濡れ」補償が使えることがあります。判断はご契約の内容によりますが、濡れる前後の状況写真を残しておくと相談しやすくなります。詳しくは水漏れ被害は火災保険で直せるかをご覧ください。

松戸市周辺で水漏れにお困りのとき

ライフチェンジは松戸市を拠点に、松戸市・柏市・市川市・鎌ヶ谷市を中心としたエリアで、年間4,000台以上のエアコン工事を行っている職人直営の会社です。水漏れは家財や壁紙が濡れるため、待っている時間が長いほど不安が大きくなります。写真を送っていただくご相談・お見積りは無料ですので、原因が分からない段階でもお声かけください。

ご相談のときは、次の4枚を送っていただけると、伺う前に想定できる範囲をお伝えしやすくなります。

  1. 室内機の全景(水がどこから出ているかが分かるもの)
  2. 水漏れしている箇所の寄り
  3. 室内機の下の壁・床の状態
  4. 屋外に出ているドレンホースの先端

写真を送るだけのご相談はお問い合わせフォーム・LINEから、お急ぎのときはお電話(050-5536-8619)でお受けします。

よくあるご質問

Q. 屋外のドレンホースから水が出ていません。詰まりですか?

冷房を運転しているのにホース先端から水が出ていないなら、ドレン系のどこかで止まっている可能性が高い状態です。まず先端に土・落ち葉・虫の巣が無いかを見て、次にホースが持ち上がっていないか、潰れていないかを確認してください。先端も勾配も問題ないのに水が出ない場合は、ホースの中の詰まりか、ホース自体の破損を疑います。

Q. 掃除機でドレンホースを吸ってもいいですか?

水ごと吸い込むのはおすすめしません。掃除機が壊れるだけでなく、強く吸いすぎると室内機内部の受け皿を傷めることがあります。ご自身で試されるなら、ホームセンターで買える手動式のドレンホースクリーナー(吸引ポンプ)のほうが安全です。それでも改善しないときは、詰まり以外の原因が残っている可能性があります。

Q. 室外機の下が濡れているのですが、故障ですか?

多くの場合は正常です。冷房中は室内機の結露水がドレンホースを通って屋外へ出ますし、暖房中は霜取り運転でまとまった量の水が出ます。室内側が濡れていないのであれば、排水が屋外まできちんと届いているサインとして見ていただいて構いません。

Q. 取り付けた直後から水漏れします。無償で直してもらえますか?

取付時のドレン勾配のミスや室内機の水平不良は施工の不備にあたるため、まず施工した業者へ写真を添えて連絡してください。多くの業者では一定期間内であれば対応の対象になります。連絡がつかない、対応してもらえないという場合は、当社でも他社施工の再調整として承れます。

Q. 修理と交換、どちらを選べばいいですか?

設置から10年未満で本体が正常に動いているなら、まずは原因を特定して修理する方向で考えます。10年前後を過ぎて水漏れをくり返している、他にも不調が出ているという場合は、修理を重ねるよりエアコン交換のほうが結果的に安心なことがあります。エアコンの寿命と交換時期の判断もあわせてご覧ください。

関連記事

CONTACT

直らない・原因が分からないときは早めにご相談ください

松戸市・柏市・市川市・流山市を中心に、写真確認から必要な工事と料金目安をご案内します。型番や設置状況の写真があると確認が早くなります。

LINEなら最短30秒写真だけで相談OK相談無料・営業しませんその日中に返信

SERVICE

この記事に関連するサービス

工事内容や料金目安はサービスページで確認できます。

CONTACT

相談する

迷ったらLINEで写真を送ってください。確認できる範囲で概算と必要な工事をご案内します。

LINEなら最短30秒写真だけで相談OK相談無料・営業しませんその日中に返信
かんたん料金シミュレーション
LINEで写真見積り電話相談する
フォームで相談する
5.0口コミ104施工事例57