壁の中が見えない
配管が壁や天井の中を通っているため、状態を事前に確認しきれません。想定外を避けたい会社は、確認する前にお断りすることがあります。
エアコン隠蔽配管の工事・交換
隠蔽配管とは、エアコンの配管が壁や天井の中を通っている施工方法です。マンションやハウスメーカー住宅に多く、確認項目が通常工事より多いため、断られやすい工事でもあります。年間4,000台以上の施工経験をもとに、確認の手順を踏んで対応します。

REASON
断られたからといって、その配管が使えないと決まったわけではありません。理由は工事の性質にあります。
配管が壁や天井の中を通っているため、状態を事前に確認しきれません。想定外を避けたい会社は、確認する前にお断りすることがあります。
再利用できるかは、配管の径や内部の状態、電線の太さを新しい機種の条件と照らし合わせて初めて判断できます。この確認に手間がかかります。
壁の中で水漏れや不具合が起きると被害が大きくなります。経験が少ないと、リスクを避けて断る判断になりやすい工事です。
CHECK
「できる・できない」を感覚で判断せず、この4点を確認してからお答えします。
POINT 01
既存配管が2分3分か2分4分かを確認し、新しい機種の指定と合うかを照らし合わせます。前のエアコンを外した後に配管の先端が養生されていない場合、内部にホコリや異物が入っている可能性があるため、そのまま接続しない判断をすることもあります。
POINT 02
既存の連絡電線が1.6mmの場合、そのまま使えるかはメーカー・機種の施工説明書で確認します。メーカー名だけで一律に判断せず、設置する機種ごとに条件を確かめます(下の表)。
POINT 03
壁の中を通るドレンは結露・漏水のリスクがあるため、断熱ドレンを使う判断をします。マンションでは漏水が階下への被害につながるため、見えなくなる場所こそ材料と施工方法を選びます。
POINT 04
既存機の型式から配管の使われ方を確認し、新しい機種が隠蔽配管に対応しているか、最大配管長などの条件に収まるかを据付説明書で確認します。
メーカーの公式資料(据付説明書)を確認したうえでの、現時点の整理です。
| メーカー | 既存1.6mm電線の扱い | 補足 |
|---|---|---|
| 三菱電機 | 条件付きで1.6mmを使用可(最大電流15A以下、かつ電線長10m以内) | 機種ごとの据付工事説明書で確認します |
| 富士通ゼネラル | 条件付きで1.6mmを使用可(最大電流15A以下、かつ電線長10m以内) | 再利用時は2.0mmが推奨されています |
| 日立 | 当社が確認した機種では直径2.0mmの単線を指定(1.6mm可の記載なし) | 途中接続・より線も不可とされています |
| 上記以外のメーカー | 公開資料で条件を確認できない機種があります | 機種ごとの据付説明書で確認し、確認できない場合は2.0mm前提でご案内します |
同じメーカーでも機種によって条件は異なります。最終判断は、設置する機種の据付説明書と現地の状態で行います。型番をお送りいただければ、当社で条件を確認してお答えします。
ON-SITE
壁の中は、エアコンを外してみるまで完全には確認できないためです。
写真で分かる範囲の追加工事は事前にご案内しますが、配管が壁内で切断されていた、内部に異物が入っていた、といった状態は外してから判明することがあります。当日に追加が必要になった場合も、必ず作業前に内容と金額をご説明し、ご了承をいただいてから施工します。勝手に作業を進めて後から請求することはありません。
当日追加の代表例
壁内で配管が切断されている・長さが足りない場合に、ユニオンという継手部材で配管を継ぎ足します。冷媒配管は液管・ガス管の2本で1組のため、延長する箇所ではそれぞれに1つずつ必要です。金額は下の料金表のとおり1箇所ごとの計算で、接続部はガス漏れ点検まで行います。
PRICE
基本のエアコン取付工事費に、壁内の状態に応じて次の項目が加わります。金額はすべて税別です。
| 工事項目 | 内容 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 隠蔽配管(壁内配管) | 壁内の既存配管を活かすか、引き直すかの見極めと施工 | 現場確認後にご案内 | 配管サイズ・長さ・状態により変動します |
| 既存配管の洗浄(隠蔽・流用時) | 既存配管を再利用する場合の内部洗浄 | 現場確認後にご案内 | 配管長・冷媒種類により変動します |
| ドレン断熱(結露対策) | 壁内・室内側を通るドレンの結露対策 | 1m 2,000円〜 | 断熱が必要な区間の長さで加算 |
| 冷媒配管のユニオン延長(隠蔽配管) | 壁内で切断された配管の継ぎ足し。液管・ガス管それぞれに必要 | 1箇所 2,000円(税別) | 液管・ガス管それぞれに必要なため、1系統の延長で2箇所分になります |
「現場確認後にご案内」の項目は、配管の長さ・状態で変わるためです。写真を送っていただければ、事前に分かる範囲の概算を先にご案内します。追加工事の全項目は追加工事の料金表にまとめています。
PHOTO
配管出口、電線、室外機側の接続状態など、通常工事より確認する箇所が多くなります。

配管、電線、穴まわりを見て施工可否を判断します。

1.6mm、2.0mmなど型式ごとの条件を確認します。
安全性と将来のトラブル防止を優先します。
FAQ
交換の可否、配管の寿命、費用、見分け方についてよくいただく質問をまとめました。
できる場合が多くあります。ただし既存の配管・電線をそのまま使えるかは、配管径(2分3分か2分4分か)、既存電線、ドレンの勾配、機種の型式条件の4点を確認してから判断します。配管の先端が養生されておらず内部に異物が入っている可能性がある場合など、確認の結果そのまま接続しない判断をすることもあります。
一律に何年とは言えません。年数よりも、配管内部の状態・つぶれや腐食の有無・電線の劣化で判断します。壁の中は見えないため、経過年数だけで「まだ使える」「もう使えない」と決めず、交換工事のたびに状態を確認するのが確実です。
基本のエアコン取付工事費に、壁内の状態に応じた追加工事(配管の洗浄・断熱ドレン・ユニオン延長など)が加わるかどうかで変わります。壁の中は外してみないと分からない部分があるため、一律の金額はお伝えできません。写真を送っていただければ、事前に分かる範囲の概算と、当日追加になり得る項目を先にご案内します。
室内機のまわりに配管が見えず、壁の中へ直接入っている場合は隠蔽配管の可能性が高いです。室外機側では、配管が外壁の途中から出てきていれば隠蔽配管です。判断に迷う場合は、室内機と室外機まわりの写真を送っていただければ確認します。
メーカー名では決まりません。同じメーカーでも機種ごとに配管長・電線などの条件が違うため、設置する機種の据付説明書(施工説明書)で確認します。ご検討中の型番をお送りいただければ、当社で条件を確認してお答えします。
写真確認のうえで判断します。断られる理由の多くは「壁の中が見えず、責任範囲が重い」ことにあり、設備が使えないと決まったわけではありません。室内機・室外機・配管出口の写真をお送りください。確認する方法がない場合は、露出配管への切り替えなど代替案をご提案します。
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CONTACT
次のものを送っていただくと、確認が早く、概算の精度が上がります。そろっていなくても構いません。
01
お住まいの市区町村
02
戸建てかマンションか
03
ハウスメーカー名(分かれば)
04
現在のエアコンの型式
05
新しく付けたいエアコンの型式(決まっていれば)
06
室内機まわりの写真
07
室外機まわりの写真
08
配管出口の写真
09
コンセント・分電盤の写真
10
図面(あれば)
壁の中の状態まで写真で分かるわけではありませんが、施工可否の見通しと、当日追加になり得る項目を先にお伝えできます。他社で断られた場合も、そのままご相談ください。
写真の撮り方は写真見本のページをご覧ください。